いつも忘れるごろにGetty ImagesからのW8BENの更新メッセージが届きます。ShutterStockやAdobe Stockのタックスインタビューは簡単で本当にやったかというイメージですが、Getty imagesのほうがいつも苦労の連続です。なぜかというとTIN番号が必要です。TINとは米国連邦納税者番号(Taxpayer ID Number)です。ストックフォトに限った話でShutterStockやiStockなどのストックフォトサービスに写真、イラスト、動画などの素材を販売し、収益が得られると課税されますが、日米租税条約で日本に税金を納めれば、米国への税金が免除されます。その申告はW8BENになります。
W8BENの記入に関してネットに参考記事があふれており、Web上の手続きは特に難しいことではありません。しかしTIN番号(納税者番号)に対してよく分からなくて、つまづきます。実際かなり昔他人経由でTIN番号を取得しました。それはデジタル一眼レフカメラを買ってFlickrに投稿し始めたことでした。写真が何回もDaily Discovery Photos にピックアップされたうちに、Getty Imagesのモデレーターさんに声かけられ、ストックフォトで写真販売してみますかと聞かれました。※2018年にGetty ImagesがFlickrと提携してFlickrにアップされた写真を販売可能になったのです。試してみたいと思いその担当者に登録の依頼をお願いしました。当然TIN番号も手配してくれて心配することがありませんでした。何年後iStockにも登録しイラストを販売し始めましたが、あまりTIN番号に対して厳しく要求しなかったような覚えがあります。しかし2017年に入ってW8BENを更新する際にどうしてもTINが必要で、しかも以前Getty Imagesに使っていた番号は無効という状態でした。仕方なくネットにいろいろ調べて、直接IRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)のTIN申請受付に電話をかけ、発行してもらいました。その番号で無事にW8BENを更新しました。
しかしよくわからないのはForm1042-S(非米国人及び非米国企業の源泉徴収&外国税額控除)の書類です。2017年まではiStock(Getty Imagesも)から書類が届きます。その中にEIN番号やTIN番号などがあって、次の更新にその書類にあった番号を使えて無事に済ませていましたが、2017年に古いTIN番号がダメになって、新たに申請しなければいけませんでした。その翌年からForm1042-Sの書類が来なくなり、それで参考できる資料もなくなるわけです。(W8BENタックスインタビューの最後には画面キャプチャーや印刷できます。)その原因もあって、昨年末Getty Images(写真販売)のW8BENのタックスインタビューにTIN番号は正しくないため処理されずに挫折しましたが、その次にiStockもW8BENの更新要求が来ました。とりあえず両方ともほったらかしにしました。
今年に入ってiStockの売り上げに課税されるかと思いきや、1月の収入の振込自体が来なくなりました。さすがにヤバいと思ってうつろな記憶をたどり必死にTIN番号を探して見つけ出し、Getty imagesとiStock両方のアカウントを無事に更新できました。肝心なTIN番号も大事に保管して、三年後同じことを起こさないようにバックアップしました。
更新した後Getty Imagesからのメールを再度読むと、日本のマイナンバーもOKでした。とりあえず、一件落着。
